日々徒然(趣味や仕事、地域「取手市周辺」の話題)
【第3回奥武蔵ロングトレイルレース】に参加しました
2025年6月14日〜15日、埼玉県飯能市で開催された「第3回奥武蔵ロングトレイルレース(105km)」に参加してきました。
昨年も出場を検討していたのですが、奥久慈トレイルの直後だったこともあり、「眉唾ランナー」の自分には無理だと断念。今年は日程に余裕があったため、「何とかなるだろう」と思い切ってエントリーしました。
しかし、なぜか今回も雨予報。最近のレースは本当によく雨に降られます……。スタート前から「完走は厳しいかも」とやや弱気な気持ちで臨むことになりました。
■ 日中は順調に、しかし夜間は…
実際には、小雨がパラつく場面はあったものの、日没までは天候が崩れることもなく、落ち着いて距離を稼ぐことができました。
ところが夜間帯に入ると一転。標高のある区間では霧が立ち込め、ヘッドライトの光が拡散して視界が非常に悪くなりました。A4エイドの名栗げんきプラザまでは何とか問題なく進めましたが、そこからA5ビジターセンターまでが今回最大の山場となりました。
この区間は雨脚が強く、さらに滑りやすい下りが続く構成。完全に足が売り切れ、コースもわかりづらく、気持ちが折れかけました。ビジターセンターでリタイアも考えましたが、他の選手から「この先はロードが多くて楽」「今のペースなら大丈夫」と声をかけられ、続行を決意(正直なところ、汗びっしょりのまま電車に乗りたくなかったというのが本音です…)。
■ 明け方、そして完走へ
気持ちを切り替えたあとは、少し余裕を持って進むことができました。コースの下見を一切していなかったため、どこで登りが終わるのか、いつ平坦になるのかまったくわからず、「この先、また登るの?」という驚きの連続ではありましたが、何とか対応。
日が昇るとともに少しずつ気力も回復し、ゴールへ向けてラストスパートとはいかないものの、しっかりと足を運ぶことができました。
結果、完走タイムは33時間53分。目標タイムには遠く及ばなかったものの、最後まで自分の足でたどり着けたことに素直にホッとしています。
■ 振り返って
この奥武蔵ロングトレイルは、105kmと言いながら110km以上はありそうな累積標高8000mに及ぶ過酷なコースで、林道やロードのような距離を稼ぐ箇所が少ない反面、制限時間にはゆとりがあります。
ただし、天候・睡眠・補給など、多くの要素が絡み合うため、自分のような「完走ギリギリ派」にはとにかくメンタルの維持が重要です。
このところDNFが続いていた流れの中で、ようやく「走り切れた」ことは小さな自信になりました。
今後の課題は、もっと前半で余裕を持てるようにすること、そして夜間帯の足の使い方と補給戦略。まだまだ改善の余地は大きいですが、それがまた面白さでもあります。
参加された皆さま、本当にお疲れさまでした。
そして大会関係者の皆さま、過酷な環境の中、素晴らしい運営をありがとうございました。
2025-06-19 23:17
ランニング